上智大学でも就活で学歴フィルターに引っ掛かる?早慶には勝てない悲しい現実とは?

上智大学_学歴フィルター

 

Yahoo知恵袋に下記のような質問がありました。

 

上智大学卒で学歴フィルターってかかるものなのでしょうか。

知恵袋

 

上智大学」は国内でも有数の難関私立大学であり、就活でも大手企業への内定者を多く輩出しています。

 

さすがに上智大学が学歴フィルターにかかることはないと思っている人が多いですが、

 

実際のところはどうなのでしょうか?

 

学歴フィルター」とは、就活において企業側が効率良く優秀な学生を選別するために使われる一つの指標です。

 

学歴フィルターの存在を明言する企業はほとんどありませんが、実際には多くの難関企業で利用されていると考えられています。

 

例えばFランの大学に通う就活生の場合、会社説明会にすらエントリーできない(常に「満席」と表示されて予約できない)という事件も時折SNS上で目にすることがあります。

 

では、上智大学の場合、学歴フィルターに引っ掛かることはあり得ないのでしょうか?

 

この記事では難関企業の採用実績をチェックし、上智大学と他の大学の採用実績を比較することによって、

 

上智大学でさえも学歴フィルターに引っ掛かるようなケースがあるのかどうか徹底調査しました。

 

目次

上智大学は大学群「SMART」に属している

まずは上智大学の基本的な情報について押さえておきましょう。

 

上智大学は、「明治大学」「青山学院大学」「立教大学」「東京理科大学」とともに「SMART」と呼ばれる大学群に属しています。

 

かつては「早慶上智」「早慶上理」のように早慶と同じレベルで扱われることが多かったのですが、

 

どちらかというとMARCHの一部&東京理科大の方がランク的に近い、ということでSMARTに属するようになりました。

 

とはいえ上智大学はSMARTの中でもトップクラスの偏差値を誇っていることは事実で、

 

私立大学の中では早慶に次ぐレベルに位置しています。

 

→大学群28個をランキング付けした記事はこちらから。

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上智大学が学歴フィルターに引っ掛かることは本当にないのか?

上智大学が学歴フィルターにかかることは本当にないのでしょうか。

 

ここでは一部の人気業種について、採用人数を他の大学と比較することによって学歴フィルターの存在有無を検証することにします。

 

総合商社の採用では、上智大学は早慶に圧倒的に負けている

まず、「総合商社」の採用結果を見てみましょう。

 

総合商社(いわゆる5大商社)の2022年度における就職実績が公開されているので、

 

その情報から早慶&上智出身の採用人数を抜き出してみます。

 

<5大商社における早慶上智の採用人数比較>

早稲田大 慶應義塾大 上智大
三菱商事 20 25 2
三井物産 6 28 6
丸紅 20 19 4
伊藤忠商事 14 19 2
住友商事 16 22 2

 

この表を見れば一目瞭然だと思いますが、早慶と上智では大きな差があることがわかります。

 

例えば三菱商事の場合、早稲田からの採用人数が20名、慶応義塾大は25名なのに対して上智大はわずか2名しか採用されていません

 

他の商社でも同じような傾向が見られ、

 

人数比率で言うと上智大学の5大商社における採用人数は早慶の8%ほどです。

 

上智大学は早慶に比べると圧倒的に採用人数で負けている、ということがわかるかと思います。

 

早慶と上智は偏差値的に大きく差が開いているわけではなく、

 

学生の基礎能力にも大きな差はないと言われています。

 

にもかかわらず、採用実績にここまで違いが出てしまうのはかなり違和感があります。

 

早慶と上智の間に「学歴フィルター」が存在すると疑われてしまうのも無理はないでしょう

 

→ちなみに、総合商社の採用実績を細かく分析した記事はこちらにありますので参考にしてみてください。

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広告代理店の採用では、上智大学は早慶に圧倒的に負けている

次に、大手広告代理店の採用実績を見てみましょう。

 

広告代理店の代表として、「電通」「博報堂」「サイバーエージェント」の3社を選定し、早慶と上智で採用人数を比較しました。

<大手広告代理店における早慶上智の採用人数比較>

早稲田大 慶應義塾大 上智大
電通 15 26 3
博報堂 17 38 4
サイバーエージェント 21 19 5

 

こちらも総合商社と似たような傾向が表れました。

 

3社とも早慶からはかなり多くの人数を採用している一方、上智大学からは一桁台の採用にとどまっており

 

大きな人数差があることが見て取れます。

 

→広告代理店の採用実績を細かく分析した記事はこちらからどうぞ。

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メガバンクの採用では、上智大学は早慶に圧倒的に負けている

最後にメガバンクの採用実績を見てみます。

 

<メガバンクにおける早慶上智の採用人数比較>

早稲田大 慶應義塾大 上智大
三菱UFJ 43 69 15
みずほ 35 51 10
三井住友 47 43 11

 

3行ともにやはり早慶と上智では大きな採用人数差があることがわかります。

 

もちろん学生数は上智に比べて早慶の方が多いのですが、それを差し引いても上智の採用人数は少なすぎる、と言えます。

 

ちなみに、ここまでに紹介した業種全てにおいて言えることですが、

 

上智大より下位のMARCHレベルの大学になってくるとさらに採用人数は少なくなってきます。

 

総合商社や広告代理店、メガバンクといった難関企業における学歴フィルターは、

 

早慶よりレベルが低い全ての大学」にかかってくる、と言っても過言ではないのかもしれません。

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