関関同立が学歴フィルターにかかる企業はどこ?【総合商社やテレビ局はほぼ無理?】

関関同立_学歴フィルター

 

Yahoo知恵袋に下記のような質問がありました。

 

ぶっちゃけ 関関同立で学歴フィルターを通過できない企業ってどんな感じなのですか?

知恵袋

 

関関同立」は「関西大学」「関西学院大学」「同志社大学」「立命館大学」の頭文字を取ったもので、

 

関西圏における最難関私立大学群の呼び名として知られています。

 

関関同立は有名企業への就職実績も豊富にあり、全国的に見てもハイレベルな大学群という扱いですね。

 

その一方、関東の私立大学の雄である「早稲田大&慶応義塾大」と比べると、

 

どうしても一段下のレベルに見られがちな一面もあります。

 

早慶の就活生なら楽に選考に進めるような企業でも、関関同立の就活生は「学歴フィルター」に引っ掛かってしまい足切りされてしまった、という噂もちらほら耳にします。

 

実際のところ、関関同立は学歴フィルターにかかるのでしょうか?

 

そしてもし学歴フィルターにかかるとしたら、どの程度のレベルの企業なのでしょうか?

 

徹底調査しました。

 

目次

関関同立は総合商社の学歴フィルターにかかる可能性が高い

以前、総合商社における新卒採用に関する学歴フィルターについて調査しました。

 

この記事で詳しく書かれていますが、2022年度の総合商社5社における新卒採用者約500名の出身大学を分析したところ、

 

MARCH以下の学生はほとんど採用されていなかったということがわかりました。

 

この記事ではMARCHにフォーカスを当てていますが、関関同立についても同じような傾向が見られます。

 

例えば、2022年卒の新卒採用において、三菱商事や丸紅では関関同立からの採用者が一人もいないという事実が判明しました。

 

他の商社においても関関同立からはほとんど採用されておらず、採用率はMARCHよりも低い0.1%程度だと推測されます。

 

0.1%というのは1年間で空き巣にあう確率とほぼ同じです。

 

この事実を見ると、関関同立は総合商社の採用において学歴フィルターに引っ掛かる確率が高いと言えるのではないでしょうか。

 

なお、総合商社にこだわらず、食品や金属、エネルギーといった特定の商材を扱う専門商社であれば、比較的学歴フィルターは緩いとされており、

 

関関同立からの採用も狙える可能性があります。

 

関関同立はテレビ局の学歴フィルターにかかる可能性が高い

続いて、民法キー局5局(日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京)とNHKにおける新卒採用実績を調べてみると、興味深い事実が判明しました。

 

2022年度の新卒採用者全267名の出身大学を調べたところ、

 

東大・京大・早慶の4校だけで全体の約50%を占めていることがわかったのです。

 

総合商社ほどではありませんが、テレビ局もかなりの難関企業群であり、強い学歴フィルターの存在をうかがわせる結果となりました。

 

また、肝心の関関同立の人数は全267名のうち13名。わずか5%です

 

関関同立といえば難関大学のイメージがありますが、それでもテレビ局のような超難関企業を相手にした場合、採用が厳しい現実が見えてきます。

 

関関同立は官僚採用試験の学歴フィルターにかかる可能性が高い

ここで少し目線を変えて、「官僚」に関してはどうでしょうか。

 

「官僚」というのは正式には「国家公務員総合職」と呼ばれている職業です。

 

「官僚」「キャリア官僚」といえば東大出身者が多くを占めているイメージがありますが、実際のところ学歴フィルターがどの程度かかっているか調査しました。

 

官僚採用試験(国家公務員採用総合職試験)の合格者大学ランキングを調べたところ、全体の約20%が東大出身者です。

 

また、全体的に国立大学出身者が多く、私立大学からの合格者の割合が少ないことが特徴。

 

そして、関関同立の合格者の割合は約3.7%です

 

官僚採用試験においても、関関同立は学歴フィルターにかかる可能性を示唆する結果となりました。

 

関関同立は広告代理店の学歴フィルターにかかる可能性が高い

広告代理店といえば「電通」と「博報堂」が有名ですね。

 

また、最近ではネット広告業務に特化した「サイバーエージェント」も就活生から人気となっています。

 

というわけで、広告代理店業界で人気があるこの3社の採用実績から、関関同立が学歴フィルターにかかるか調査してみました。

 

詳しくは上記記事に書きましたが、早慶と関関同立からの採用人数を比較してみると、下記のようになります。

早慶からの
採用人数
関関同立からの
採用人数
電通 41 6
博報堂 55 10
サイバーエージェント 40 23

 

例えば電通を例に取ると、採用者のうち早慶出身者の人数が41名であったのに対し、関関同立の出身者は6名しかいませんでした

 

博報堂も似たような傾向があり、やはり最難関の電通・博報堂では関関同立でさえも学歴フィルターにかかってしまう可能性が示唆されます。

 

一方、サイバーエージェントの場合は若干フィルターが緩くなっている印象があり、関関同立からも一定の採用人数がいます。

 

関関同立から広告代理店への採用を狙う場合は、無理して電通・博報堂に狙いを定めるよりも、

 

学歴フィルターが緩い3番手・4番手の企業を中心に就活を進める方が効率的かもしれませんね。

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